エフェソス遺跡は、トルコ西部のエーゲ海地方、イズミル県セルチュク近郊に位置する広大な古代都市遺跡です。地中海東部で最も保存状態が良い遺跡の一つとして知られ、その歴史的価値から2015年に「エフェソス」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。遺跡は広範囲にわたっており、じっくり見学すると半日以上かかることも。トルコを訪れるなら一度は足を運びたい、必見の観光スポットです。
エフェソスの歴史は古く、紀元前10世紀頃に古代ギリシャのイオニア人によって建設されたと伝えられています。その後、リュディア王国、ペルシャ帝国、アレクサンドロス大王の支配を経て、ローマ共和国の小アジア州の州都として空前の繁栄を期を迎えました。当時、エフェソスは地中海交易の重要な港湾都市であり、人口20万人を超える大都市だったと言われています。しかし、港が土砂で埋まってしまったことや、度重なる地震、アラブ人の侵入などにより、徐々に衰退。長い間、土の中に眠っていましたが、19世紀後半から始まった発掘調査によって、その壮大な姿が再び現れました。まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえるのは、こうした歴史的背景があるからなのです。
確かに、夏の炎天下や広大な敷地を歩き回るのは、小さなお子さんには大変かもしれません。でも、ご安心を！ツアーなら、効率的な見学ルートや休憩場所の確保、そして何より移動の手間がないので、家族みんなで無理なく楽しむことができますよ。
