添乗員ライターがお届けする海外旅行情報。今回は、タイの隠れた楽園「ラン島」の魅力を徹底解説します。パタヤから約30分でアクセスできるこの美しい離島は、透明度抜群の海と白い砂浜が織り成す絶景リゾートです。バンコクからも日帰りでも楽しめるラン島の魅力と、効率的な楽しみ方をご紹介いたします。
タイ旅行を検討している方、特に美しいビーチリゾートをお求めの方にとって、ラン島は見逃せない絶景スポットです。本記事では、ラン島の7つの個性豊かなビーチから、おすすめのマリンアクティビティ、効率的なアクセス方法まで、旅行計画に役立つ情報を余すところなくお伝えします。
ラン島とは?パタヤ沖に浮かぶ珊瑚礁の楽園
ラン島(コー・ラーン/Koh Larn)は、パタヤから約7.5kmのところにある珊瑚礁に囲まれた緑の小島です。タイ湾に浮かぶこの美しい離島は、面積約4平方キロメートルと小さいながらも、7つの個性豊かなビーチを有する本格的なリゾートアイランドです。

ラン島の歴史は古く、漁師の島として長い間ひっそりと存在していました。1980年代頃からパタヤの発展とともに観光地として注目されるようになり、現在では年間数十万人の観光客が訪れる人気のデスティネーションへと成長しました。島名の「ラーン」はタイ語で「100万」を意味し、かつて島周辺に無数の魚が泳いでいたことに由来すると言われています。
島の特徴として、パタヤの沖合の島々の中でも透明度が高い海で人気を集めている点が挙げられます。パタヤビーチと比較すると、その透明度の違いは一目瞭然です。珊瑚礁に守られた穏やかな海は、マリンスポーツやシュノーケリングに最適な環境を提供しています。
現在のラン島は、日帰り観光客だけでなく、島内に数軒のリゾートホテルを構える宿泊型の観光地としても機能しており、ゆっくりと島時間を楽しみたい旅行者にも対応した施設が整っています。
ラン島観光で知っておくべき課題とデメリット
美しいラン島ですが、観光前に知っておくべきいくつかの課題があります。まず、人気の高まりとともに観光客の増加が著しく、特に週末やタイの祝日には非常に混雑します。ラン島内で最も規模が大きく、観光客数・出店数の数も豊富なビーチであるターウェンビーチでは、ビーチチェアやレストランの確保が困難になることもあります。
次に、料金面での注意点があります。砂浜に並んでいるビーチチェアを利用するのは有料です。料金はビーチによって若干異なる場合がありますが、1台約100バーツです。トイレも同様で、1回の利用につき約10〜20バーツほど取られます。これらの費用は事前に予算に含めておく必要があります。
また、天候に左右されやすいという側面もあります。雨季(5月〜10月)には海が荒れることがあり、フェリーの運航が中止になる場合もあります。さらに、島内の交通手段が限られているため、複数のビーチを効率的に回るには事前の計画が重要です。
言語面では、観光地化が進んでいるとはいえ、英語が通じない場合もあり、基本的なタイ語やジェスチャーでのコミュニケーションが必要になることもあります。
パタヤからラン島へのアクセス方法を徹底比較
ラン島へは、パタヤビーチの南端にあるバリハイ桟橋へ行き、船でアクセスするのが一般的です。それぞれの特徴を詳しく解説しますね。

なおタイでは子供料金がないため、小さな子供は無賃、大きな子供は大人と同料金となるのが一般的です。バンコクのBTSでは身長100cmという明確な基準がありますが、一般的には明確な基準がないため、幼稚園生くらいの年齢のお子さんは、タイミングによって1人としてカウントされる場合と無賃の場合があるかと思います。
スピードボート(時間重視の方におすすめ)
スピードボートの利点は、なんといっても所要時間の短さです。約10~20分という短時間でラン島に到着できるため、限られた時間を有効活用したい方には最適です。また、到着地点を指定できるため、目的のビーチに直接アクセスできる利便性があります。なお、桟橋がないビーチに到着する場合は、浅瀬に直接降りる形になります。

バリハイ桟橋からのスピードボート
スピードボートは、フェリーの5倍の運賃で高いですが、短時間で移動する事ができ、指定した好きな場所に到着できます。バリハイ桟橋からのスピードボートの公示料金は片道1人150バーツで、行きがけに往復の運賃を支払います。チケット売り場ではなく、桟橋内の乗船口で支払うと、若干安くなる様です。ツアーの場合は料金に含まれていることがほとんどです。
所要時間は10~20分程度。波が高い日には激しく揺れますが、フェリーも長時間大きく揺れるため、船酔いしやすい方はスピードボートを選択した方が良いでしょう。定員も限られているため、繁忙期には予約が取りにくい場合もあります。

斡旋業者手配によるスピードボート
なお、パタヤビーチ沿いには、ラン島へのスピードボートを斡旋してくる業者が何軒もいます。これらの業者はボート1台あたり数千バーツでチャーターさせてくれます。バリハイ桟橋で乗る場合よりも何倍も高い値段ですが、その場からすぐに出発できるため、バリハイ桟橋まで行く時間を節約でき、時間を効率的に利用する事ができます。
バリハイ桟橋では、1人あたりの値段ですが、これらの斡旋業者はグループあたり、つまり1隻あたりの価格です。大人数で利用する場合は、値段差も小さくなりオトクだと思います。なお観光客価格のため、特にタイ語で交渉することで値段が下がる場合があります。
フェリー(お財布に優しい移動手段)

最も簡単な行き方は、30バーツで乗船できるフェリーに乗ることです。フェリーの最大のメリットは、料金の安さです。このラン島へのフェリーですが、時間によってラン島での到着地が変わります。ラン島での到着地は、ナーバーン桟橋とターウェン桟橋のいずれかです。
フェリーは2階建ての比較的大型の船で、座席も多く確保されており、デッキでは海風を感じながら移動を楽しむことができます。空調設備はありません。大型の船とは言え、日本でイメージする客船とは違い、波がある海をスピードを上げて走るため、それなりの大きな揺れがあります。船酔いしやすい方は注意が必要です。地元の人々も利用するため、タイの日常生活を垣間見ることができる貴重な体験でもあります。

フェリーの運行時間は朝7時から夕方18時頃まで、約1時間間隔で運航され時刻表の掲示もされていますが、基本は満席になった時点で出航します。従って、予定時刻間際の場合、時間前でも乗れない場合がありますのでご注意ください。所要時間は約45分ですが、大しけの場合は着岸に数十分かかる場合があります。
船着き場や船内はバリアフリーではないため、スーツケース、ベビーカーや車椅子での利用はオススメできません。持ち込んでいる観光客もいますが、乗り降りの際に海に転落する危険性があります。

海賊船(LORDブラックパール号海賊クルーズツアー)

インスタ映えする移動手段をお考えなら、海賊船がおススメですよ。快適な専用スペースが確保されており、プランによってはその場を盛り上げるバスケット入りアフタヌーンティーやシャンパンが用意されています。ジャック・スパロウ等の恰好で乗った写真をアップすれば、インスタなどでいいねを稼げること間違いなしではないでしょうか。
海賊船は定期船ではありませんので、事前に専用のツアーに申込する必要があります。1日1往復のみで、参加者があった場合のみ運行します。当日参加はできませんので、気になる方は下記から事前申し込みが必須です。
ツアーなどでバンコクからの直行アクセス
バンコク発のラン島 1日ツアーであればバンコク市内のホテルからの送迎も含まれているのでとってもお得&楽に日帰りでラン島旅行が楽しめます。バンコクからパタヤまでは車で約2〜3時間、そこからラン島まで約30分という行程で、日帰りでも十分に楽しめる距離にあります。
ラン島の7つの絶景ビーチ完全ガイド
ラン島には7つの個性豊かなビーチがあり、それぞれ異なる魅力を持っています。各ビーチの特徴と楽しみ方を詳しくご紹介します。
1. ターウェンビーチ(Tawaen Beach)- ラン島最大の人気ビーチ

ターウェンビーチはラン島で最大のにぎやかなビーチです。ターウェンビーチは全長700mあり、ラン島で1番大きなビーチです。ラン島を初めて訪れる方に最もおすすめのビーチで、ラン島の中で最も規模が大きいビーチであるため、マリンスポーツや店舗の数が豊富です。
ターウェンビーチの最大の魅力は、その利便性の高さです。パタヤ⇔ラン島間を繋ぐフェリー乗り場が隣にあるため、アクセス利便性も良いです。船を降りてすぐにビーチにアクセスできるため、移動時間を最小限に抑えることができます。
ターウェンビーチでは、多彩なマリンアクティビティを楽しめます。ジェットスキー(水上バイク)やシュノーケリング、パラセーリング、シーウォーク、バナナボートなどの豊富な選択肢があります。マリンスポーツがさかんで、ジェットスキーやバナナボートなどで遊んでいる人たちがたくさんいます。
ビーチ沿いには充実した施設が並んでいます。メインのターウェンビーチ沿いには、コンビニやレストラン、レンタルバイク屋などズラリと並んでいますので、1日ビーチリゾートを満喫できます。食事から買い物、移動手段の確保まで、すべてビーチ周辺で完結できる便利さが特徴です。
海水の美しさも格別で、島の裏側に位置しているからか水の色が非常にきれいです。透明度の高い海水は、シュノーケリングやダイビングに最適な環境を提供しています。
2. サンワンビーチ(Sang Wan Beach)- 静寂な隠れ家ビーチ
サンワンビーチは、ターウェンビーチの隣に位置する比較的静かなビーチです。ターウェン桟橋から右手方向に歩いて約5分の距離にあります。このビーチの最大の魅力は、ターウェンビーチほど混雑していないため、よりプライベートな雰囲気でビーチを楽しめることです。
サンワンビーチは、カップルや家族連れに特に人気があります。静かな環境でゆったりと過ごしたい方や、読書や日光浴をメインに楽しみたい方には理想的なロケーションです。ビーチチェアのレンタル料金も他のビーチより若干安く設定されている場合が多いです。
サンワンビーチでは、シュノーケリング用具のレンタルも可能で、比較的人が少ないため、魚たちとの遭遇率も高いとされています。砂質も非常に細かく、素足で歩いても心地よい感触を楽しめます。
3. ティエンビーチ(Thien Beach)- 長期滞在者に愛される穴場
ティエンビーチは、島の南西部に位置する静かなビーチです。他のビーチと比較して観光客の数が少なく、地元の人々や長期滞在者に愛されている穴場的な存在です。このビーチへは、ターウェンビーチからバイクで約15分程度でアクセスできます。
ティエンビーチの特徴は、その自然な雰囲気にあります。商業施設は最小限に抑えられており、手つかずの自然を感じることができます。ビーチチェアの数も限られているため、事前の確保がおすすめです。
ティエンビーチは特に夕方の時間帯が美しく、サンセットを静かに眺めるには最適な場所です。波音と海風を感じながら、リラックスした時間を過ごすことができます。また、シュノーケリングスポットとしても知られており、人の少ない海域で多彩な海洋生物を観察できます。
4. サメービーチ(Samae Beach)- サンセット鑑賞の聖地

サメービーチ(サマエビーチ)の砂は非常に白く、海の青さとのコントラストが美しい写真撮影スポットとしても人気です。マリンスポーツの設備は他のビーチほど充実していませんが、その分静かな環境でビーチライフを満喫できます。
西向きのサメービーチから見るサンセットは格別です。サメービーチは、島の西側に位置することから、タイ湾に沈む美しい夕日を正面から眺めることができる絶好のロケーションです。
5. ヌアルビーチ/モンキービーチ(Nual Beach)- 家族連れに人気の安全なビーチ
ヌアルビーチは、島の西部に位置する家族連れに特に人気のビーチです。波が穏やかで遠浅の海が続くため、小さなお子様連れの家族でも安心して海水浴を楽しむことができます。ビーチの全長は約300メートルと適度な大きさで、混雑し過ぎず、かといって寂し過ぎない程よい賑わいが特徴です。
このヌアルビーチでは、子供向けの浮き輪や水遊び用具のレンタルサービスも充実しています。また、ビーチ沿いには子供向けのメニューを豊富に取り揃えたレストランもあり、家族での食事も安心です。
6. トンランビーチ(Thong Lang Beach)- 静寂と自然を愛する人の楽園
トンランビーチは、ターウェンビーチの少し北側に位置する静かなビーチの一つです。商業施設がほとんどなく、自然のままの美しさを保持している貴重なスポットです。このビーチへのアクセスは他のビーチと比較して難しく、レンタルバイクまたは徒歩でのアプローチが必要です。
トンランビーチの魅力は、その手つかずの自然環境にあります。人工的な施設が最小限に抑えられているため、タイの離島本来の美しさを体験できます。ビーチチェアやパラソルのレンタルは限られているため、タオルやビーチマットの持参がおすすめです。
このビーチは、シュノーケリング愛好家には特に人気があります。人が少ないため魚たちが警戒心を持たず、カラフルな熱帯魚を間近で観察することができます。また、珊瑚礁の保存状態も良好で、海洋生物の多様性を楽しめます。
7. タヤイビーチ(Ta Yai Beach)- 上級者向けの秘境ビーチ

タヤイビーチは、島の北部の険しい地形に隠れた秘境的なビーチです。最近までアクセスが困難な場所だったのか、新しい綺麗な道路が繋がっています。このタヤイビーチでは、まさに秘境の名にふさわしい絶景が待っています。両側にお花が植えられた階段を下ると、プライベートビーチのような感覚で過ごすことができる、岩場に囲まれたこじんまりとしたビーチが現れます。
このビーチは潮の満ち引きによって表情を大きく変えるため、訪問のタイミングが重要です。干潮時には広い砂浜が現れ、満潮時には小さな入り江のような雰囲気を楽しめます。写真撮影には絶好のロケーションですが、海はすぐに深くなるため、安全面への配慮は必須です。
有料トイレも備えたレストランが1店舗だけあります。シャワーはありません。観光客はまばらで、多くの方々は岩場やブランコで写真だけ撮って直ぐに帰ってしまいます。そのため、他のビーチとは違い、非常に落ち着いた雰囲気を楽しむことができるビーチです。
ラン島で楽しめるマリンアクティビティ大全
ラン島では、美しい海を最大限に活用した多彩なマリンアクティビティを楽しむことができます。透明度の高い海水と穏やかな波、そして豊富な海洋生物が、様々な海の体験を可能にしています。
ジェットスキー – スリル満点の水上アドベンチャー
ジェットスキー(水上バイク)は、ラン島で最も人気の高いマリンアクティビティの一つです。特にターウェンビーチでは多くのレンタルショップがあり、30分から1時間程度のレンタルが可能です。
初心者の方でも安心して楽しめるよう、基本操作のレッスンが含まれています。インストラクターが安全な操作方法を丁寧に指導し、海上での注意点も詳しく説明してくれます。ライフジャケットの着用は必須で、安全面への配慮も万全です。
ジェットスキーの醍醐味は、ラン島周辺の美しい海岸線を高速で駆け抜ける爽快感です。普段は見ることのできない角度から島を眺めることができ、新しい発見があります。また、経験者向けには島の奥地への長距離ツアーも用意されています。
シュノーケリング – カラフルな海底世界を探索
島の北部にあるターウェーン・ビーチ付近はとくに珊瑚が美しく、シュノーケリングなどに最適です。ラン島の海は透明度が高く、シュノーケリング初心者から上級者まで楽しめる豊富なスポットがあります。
各ビーチではシュノーケリング用具一式のレンタルサービスを提供しており、マスク、シュノーケル、フィンを手軽に借りることができます。レンタル料金は1日約200〜300バーツ程度で、清潔に管理された用具を利用できます。
ラン島周辺では、カラフルな熱帯魚や美しい珊瑚礁を観察することができます。特に早朝や夕方の時間帯は魚たちの活動が活発で、より多くの海洋生物との出会いが期待できます。安全のため、必ずライフジャケットを着用し、潮の流れに注意して楽しむことが大切です。
パラセーリング – 空から眺める絶景パノラマ
パラセーリングは、ラン島の美しさを空から満喫できる人気アクティビティです。高度約50〜100メートルの上空から島全体を見渡すことができ、エメラルドグリーンの海と白い砂浜の絶景を360度のパノラマで楽しめます。
パラセーリングの所要時間は約10〜15分程度で、スピードボートに引かれながら空中散歩を楽しみます。離陸と着陸はボート上で行われるため、泳げない方でも安心して参加できます。インストラクターが常に同行し、安全管理を徹底しています。
空からの眺めは格別で、ラン島の7つのビーチを一望できるほか、パタヤの街並みや周辺の島々も見渡すことができます。特に天気の良い日には、遠くバンコク方面まで見えることもあり、忘れられない思い出となるでしょう。
バナナボート – グループで楽しむスリリング体験
バナナボートなどで遊んでいる人たちがたくさんいます。バナナボートは、3〜8名程度のグループで楽しめる定番のマリンアクティビティです。バナナの形をした大きな浮き輪にまたがり、スピードボートに引かれて海上を駆け抜けます。
このアクティビティの魅力は、友人や家族と一緒にスリルを共有できることです。適度なスピードと波の揺れで、程よいスリルを味わうことができます。海に落ちることも楽しみの一つで、ライフジャケット着用により安全に海水浴も楽しめます。
バナナボートは年齢を問わず楽しめるアクティビティで、小学生から高齢者まで幅広い年代の方が参加しています。所要時間は15〜20分程度で、料金も手頃なため、気軽に海の楽しさを体験できます。
シーウォーク – 海底散歩の新感覚体験
シーウォークは、ラン島で近年人気が高まっている新しいタイプのマリンアクティビティです。特殊なヘルメットを着用することで、髪を濡らすことなく海底を歩きながら海洋生物を観察できます。
このアクティビティの最大の特徴は、泳げない方でも海底世界を楽しめることです。ヘルメット内には常に新鮮な空気が供給されるため、呼吸に不安を感じることなく海底散歩を満喫できます。所要時間は約30分程度で、インストラクターが常に同伴し安全管理を行います。
シーウォーク中には、色とりどりの熱帯魚や美しい珊瑚礁を間近で観察することができます。魚たちに餌を与える体験も含まれており、海洋生物との触れ合いを楽しめます。水深は約3〜5メートルと安全な範囲に設定されており、初心者でも安心して参加できます。
ラン島での効率的な移動方法と島内交通ガイド
ラン島は小さな島ですが、7つのビーチを効率よく回るためには適切な移動手段の選択が重要です。島内での移動方法について詳しくご説明します。
レンタルバイク – 自由度最高の移動手段

島内移動で最もおすすめなのがレンタルバイクです。1日300〜500バーツ程度でレンタルでき、島全体を自由に移動することができます。ナーバーン港やターウェンビーチ周辺には何軒ものレンタルショップがあります。客引きや正面のお店は高く、裏路地に行くと安くなります。レンタルの際は返却の保証として、パスポートか1000バーツ程度の現金デポジットが必要です。

バイクでの移動の利点は、好きな時間に好きな場所へ移動できることです。各ビーチ間の距離は5〜15分程度で、複数のビーチを効率的に巡ることができます。また、人里離れた秘境ビーチへのアクセスも可能になります。
タイでは日本と同じ左側通行ですが、島内の道路は整備されていない箇所もあります。特に雨季には道路が滑りやすくなるため、安全運転を心がけることが大切です。ヘルメットの着用は義務付けられており、レンタル時に必ず着用しましょう。
モトサイ(バイクタクシー) – ラン島での便利な移動手段

ラン島内の移動にはいくつかの方法がありますが、最も手軽でスピーディな選択肢のひとつが「モトサイ(Motorcycle Taxi)」です。モトサイとは、タイ全土で利用されているバイクタクシーのことで、特に細い道が多い島内では非常に便利な移動手段として人気があります。
例えば、ナーバーン港からサメービーチへ向かう際など、ビーチ間の移動にモトサイは非常に便利です。徒歩では時間がかかる距離でも、モトサイなら数分で到着できます。運転手に目的地を伝えるだけでOKなので、タイ語が話せなくてもジェスチャーや地図で十分通じます。
モトサイは主要なビーチや港周辺に待機していることが多いため、待ち時間がほぼゼロで乗れます。モトサイのドライバーは免許制で、免許を持っている人はオレンジや赤などのゼッケンを着用していますので、ゼッケンを着ている人を目印にモトサイを探しましょう。
だいたい料金は決まっていますが、原則は交渉制です。バンコクと比べ料金は少し高めですが、ぼったくられない様に、乗車前に料金は確認しましょう。
バイクなのでスピードを上げます。乗車中は振り落とされない様に、しっかりとつかまってくださいね。なお小学生低学年くらいまでの小さな子供であれば、親と一緒に乗せてくれます。
ソンテウ(乗り合いタクシー)- 経済的で安全
ソンテウは島内を循環する乗り合いタクシーで、料金は目的地により30〜50バーツ程度です。運転に不安がある方や、複数人での移動には最適な選択肢です。主要なビーチ間を定期的に運行しており、現地の人々も利用しています。
ソンテウの乗車方法は簡単で、道路脇で手を上げれば停車してくれます。料金は降車時に運転手に直接支払います。タイ語が話せなくても、ビーチ名を英語で伝えれば理解してもらえることがほとんどです。
運行時間は朝7時頃から夕方18時頃までで、夜間の運行は限られています。そのため、夜遅くまで滞在予定の方は、復路の交通手段を事前に確保しておくことをおすすめします。
徒歩 – のんびり島時間を満喫
ラン島は徒歩でも十分に楽しめるサイズの島です。特にターウェンビーチとサンワンビーチ間は徒歩5分程度の距離で、散歩がてら移動することができます。歩きながら島の自然や地元の生活を観察するのも旅の醍醐味の一つです。
徒歩移動の際には、日焼け止めと水分補給用の飲み物を必ず持参しましょう。島内には日陰が少ない場所もあり、特に日中の移動では熱中症に注意が必要です。また、歩きやすい靴を着用し、ビーチサンダルでの長距離歩行は避けることをおすすめします。
島の北部や南部の離れたビーチへの徒歩アクセスは時間がかかりますが、途中で見つける小さな発見や絶景スポットは徒歩ならではの楽しみです。
ラン島旅行に最適な時期と気候情報
ラン島旅行を最大限に楽しむためには、訪問時期の選択が重要です。タイの熱帯性気候の特徴と、季節ごとの楽しみ方をご紹介します。
乾季(11月〜4月)- ベストシーズン
ラン島旅行に最適な時期は、乾季の11月から4月までです。この期間は雨がほとんど降らず、湿度も比較的低く快適に過ごすことができます。海の透明度も最高レベルに達し、マリンアクティビティを存分に楽しめます。
特に12月から2月は、気温が25〜30度程度と最も過ごしやすく、欧米からの観光客が多く訪れるハイシーズンです。この期間はフェリーやスピードボートの運航も安定しており、予定通りの旅行を楽しめます。
しかし、ハイシーズンは宿泊費や航空券が高くなりがちで、ビーチも混雑することが多いです。特に12月から1月の年末年始期間は、予約の確保が困難になる場合があります。
暑季(3月〜5月)- 上級者向けシーズン
暑季は最も暑い時期で、気温が35度を超える日も珍しくありません。しかし、この時期は観光客が比較的少なく、静かなビーチを楽しめるメリットがあります。料金も乾季と比較して安く設定されていることが多いです。
この時期の楽しみ方としては、早朝や夕方の比較的涼しい時間帯にアクティビティを集中させることがおすすめです。日中は日陰で休憩を取りながら、のんびりとした島時間を満喫できます。
暑季でも海の美しさは変わらず、シュノーケリングやダイビングには最適な条件が続きます。ただし、熱中症対策として十分な水分補給と日焼け止めの使用が必須です。
雨季(5月〜10月)- 自然の力を感じるシーズン
雨季は毎日のように雨が降りますが、一日中降り続けることは稀で、多くは短時間のスコールです。雨上がりの海は透明度が高く、緑豊かな島の自然を楽しめる特別な時期でもあります。
この時期の最大のメリットは、旅行費用の安さです。宿泊費、現地でのアクティビティ料金など、すべてが年間で最も安い水準になります。また、観光客が少ないため、プライベート感覚でビーチを楽しめます。
ただし、天候に左右されやすく、海が荒れた日にはフェリーの運航が中止される場合があります。雨季に訪問する場合は、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。
ラン島旅行で知っておきたい実用情報
ラン島旅行を安心・快適に楽しむための実用的な情報をまとめました。現地での困りごとを避けるために、事前に確認しておきましょう。

通貨と支払い方法
ラン島では、基本的にタイバーツ(THB)での支払いとなります。主要なビーチ周辺では両替所もありますが、レートは良くないため、パタヤやバンコクで事前に両替することをおすすめします。タイでは現金での支払いが主流で、クレジットカードは使えないと考えた方がよいでしょう。
ATMは島内に数台設置されていますが、手数料が高く(1回の引き出しで500バーツ以上)、故障していることもあります。緊急時のみにとどめ、十分な現金を持参することが安心です。
チップの文化もあり、マリンアクティビティのインストラクターやレストランでの食事では、50〜100バーツ程度のチップを渡すと喜ばれます。
言語とコミュニケーション
島内では主にタイ語が話されますが、観光地化が進んでいるため、基本的な英語は多くの場所で通じます。レストランやアクティビティ業者では、簡単な日本語を話せるスタッフもいます。
スマートフォンの翻訳アプリや、基本的なタイ語フレーズ集を準備しておくと便利です。特に「コップクン(ありがとう)」「サバーイディー(こんにちは)」などの挨拶は、現地の人との交流に役立ちます。
数字やお金の単位は身振り手振りでも伝わりやすいため、コミュニケーションに過度な不安を持つ必要はありません。
安全とセキュリティ
ラン島は比較的安全な観光地ですが、基本的な注意事項は守る必要があります。貴重品は常に身に着けるか、宿泊施設のセーフティボックスに保管しましょう。ビーチでの荷物の放置は避け、必要最小限の現金のみを持参することをおすすめします。
マリンアクティビティでは、必ずライフジャケットを着用し、インストラクターの指示に従ってください。日焼け止めは頻繁に塗り直し、水分補給も忘れずに行いましょう。
夜間の一人歩きは避け、特に人里離れたビーチへの立ち入りは控えることが安全です。
持参すべき必需品
ラン島旅行には以下のアイテムを必ず持参することをおすすめします:
日焼け止め(SPF50以上)は必須アイテムです。現地でも購入可能ですが、価格が高く、肌に合わない場合もあるため、使い慣れたものを持参しましょう。
防水バッグは、スマートフォンや現金を海水から守るために重要です。マリンアクティビティを楽しむ際には必需品となります。
夕方以降は蚊が多くなるため、虫除けスプレーも忘れずに持参してください。
タイ旅行をもっと楽しむための周辺エリア情報
パタヤを拠点として、タイの他の魅力的なエリアも併せて楽しむことで、より充実した旅行体験が可能です。
パタヤ市内の見どころ
ラン島の玄関口であるパタヤには、多くの観光スポットがあります。「真実の聖域(サンクチュアリー・オブ・トゥルース)」は、すべて木造で建設された壮大な宮殿建築で、タイの伝統工芸の粋を集めた芸術作品です。
「パタヤ・ビューポイント」からは、パタヤビーチとラン島を一望できる絶景を楽しめます。特に夕方の時間帯は、オレンジ色に染まる空とエメラルドグリーンの海のコントラストが美しく、写真撮影にも最適です。
また、パタヤには多彩なレストランやバーが集まっており、世界各国の料理を楽しめます。夜のエンターテインメントも充実しており、ラン島での昼間のアクティビティとは異なる楽しみ方ができます。

バンコクとの組み合わせプラン
バンコクからラン島への日帰り旅行も人気ですが、1泊2日以上でバンコクの主要観光地も回る組み合わせプランがおすすめです。
「ワット・アルン(暁の寺)」「ワット・ポー(涅槃仏寺)」「王宮」などの歴史的建造物を巡る文化体験と、ラン島でのビーチリゾート体験を組み合わせることで、タイの多面的な魅力を感じられます。
チャトゥチャク・ウィークエンドマーケットでのショッピングや、チャオプラヤ川クルーズなど、バンコクならではの体験も忘れられない思い出となるでしょう。
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